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ワンちゃんの関節症対策はできている?

関節症とマットのコラム

ワンちゃんの関節症について

犬がフローリングで滑っている

【関節症の原因】

わんちゃんの関節症には、大きく分けて2つの主な原因があります。
1つ目は長い期間の生活や運動などで駆使された関節に発症する、消耗・摩擦による関節トラブル。2つ目は、成長に伴い完成されるべき関節の構造が、遺伝的な要因などにより、不完全な状態で発育が止まってしまい、体重を支えることや、運動などによる負荷に耐えられず、痛みなどの症状を起こすトラブルです。

このタイプの代表的な関節症には
下記の疾患があります

膝蓋骨脱臼(パテラ)

後肢の膝蓋骨が横方向にズレて外れる疾患。トイプードル、ポメラニアン、チワワなどの小型犬に多く、柴犬、ゴールデンレトリバーなどにも見られます。

股関節形成不全

関節部分の骨の変形により関節がかみ合わない為に起こる疾患。ゴールデンレトリバー、シェパード、バーニーズなどの大型犬に多いです。

レッグペルテス病

大腿骨の骨頭部分が壊死してしまう疾患。トイプードル、ミニピン、チワワ、ポメラニアンなどの小型犬に多いです。
 

関節症予防にはどうしたらいい?

生活上で気をつけることが3点あります。

①体重管理

②適切な運動

③屋内環境の整備

中でも、生活のほとんどを過ごす屋内環境の整備は、大変重要です。
滑る床は、わんちゃんによっては氷の上で過ごすようなもの。様々な関節に過度な負担がかかってしまうことによる関節症の悪化や、思いがけない事故につながる恐れもあります。

【オススメの対策1】
ペットマットの使用

マットに座る犬の足元
滑る床対策としては、ペットマットの使用が大変有効です。しっかりと床に張り付き、絶対にズレないもの・表面に爪がひっかかったりせず、事故を起こさないもの・清潔を保つために、手軽に丸洗いできるもの。このような機能がしっかりと保証されたマットをお選びいただくことが、わんちゃんの安全を守る上で、大変重要です。

【オススメの対策2】
爪や肉球周りの毛を
しっかりお手入れする

このような対策をお取り頂く事で、関節症のわんちゃんはその悪化を防ぎ、関節症の無いわんちゃんには、その発症を予防する効果があります。近年温暖化等により屋外での行動を控える様な流れがあり、屋内で過ごすお時間が増加する傾向にあります。是非安心安全に、お家の中で運動や遊びができるように、屋内環境の整備に取り組んで頂く事をお勧めいたします。

関節症は発症すると、発症したわんちゃんの生活上での支障だけでなく、飼い主様のお財布にとっても大きく影響を与える可能性があります。まずは関節症を発症しないように予防や対策を行いましょう。少しでも様子がおかしいなと感じたら、早めに動物病院を受診するようにしましょう。

アニホック動物病院の榎本副院長

今回お話を伺ったのは
アニホック動物病院 榎本副院長
※これらの推奨コメントは、実際に商品を
使用した後にいただいたものです。

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